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レクチャー
2022年11月20日(日)
13:30-15:00
河口和也
オンライン配信
※お申込み者には後日、期間限定のアーカイブ配信URLをお送りします。
100名程度
2022年11月19日(土)締切
2010年代以降、日本社会でも「LGBTQ+」という用語がトレンドになり、人びとのあいだでもLGBT や性的マイノリティあるいは性の多様性ということが徐々に受容されつつあります。たとえば、パートナーシップ宣誓制度やSOGIハラ対策なども行政や社会制度のなかで確立されるようになってきました。いわば、こうした施策は社会においてのハード面における取り組みともいえるかもしれません。他方、人びとの意識や想像力に直接働きかけるものとしては表象作品がありますが、そのなかでも近年クィア思想が取り入れられたアート作品も注目を集めるようになっています。
この講座では、そうしたアート作品を取り上げながら、クィア理論による視角から、その作品の意味を探っていきたいと考えています。同時に、クィアという考え方が出てきた背景としては、エイズ問題の深刻化やそれに伴う連帯の必要性があったことは間違いありません。ここでは、そうした歴史・社会的状況を把握することで、アートとアカデミズム/アクティヴィズムの関係性を探っていきたいと思います。
公開講座ですので、本講座のテーマにご関心のある方はどなたでも受講いただけます。